昨年から業務が変わり、一日中PC作業をすることが多くなりました。
毎日触れているキーボードですので、良いものが欲しくなり今回買い換えてみました。
購入するきっかけ
現在、私はコンサルタント業務に携わっています。普段の仕事はとにかくPCの入力作業が多くて、気が付けば朝から晩までキーボードを叩いています。
会社支給のデスクトップPCに付属しているキーボードを使用して特に不自由は感じていませんでしたが、
「どうせ一日作業するなら、普通のキーボードから良い物に替えてしまったほうが幸せになるのでは?」
と思うようになりました。
そこで今回キーボード購入に当たり色々と調べてみました。
キーボードの種類について
配列の違い
配列には次の2種類がありますが、職場で使用する場合は日本語配列が無難そうです。
配列種類 | 特徴 |
---|---|
日本語配列(JIS配列) | ・一般的に使用されている仕様なので違和感がない |
英語配列(US配列) | ・日本語入力と英語入力の変更を切り替える左上の「半角・全角」が無い ・リターンキーの形状がJIS配列と異なる ・「@」などの記号の配列がJIS配列と異なる ・iPadなどのタブレットはUS配列と同じ |
サイズの違い
テンキーの有無で大きく変わりそうですが、仕事で数字の入力が多い方はフルサイズが良さそうですね。
サイズ | 特徴 |
---|---|
フルサイズ (テンキーあり) | ・日本語配列(JIS配列)のフルサイズで一般的なのは108個のキーがある「日本語108キーボード」 ・キーボードの右側にマウスを置くと、右手の移動が多くなる(マウスが遠くなる) |
省スペース (テンキーレス) | ・日本語配列(JIS配列)の場合、テンキーレスの「日本語91キーボード」が省スペースとなる ・机のスペースが少ない、数字入力をほとんど使用しない方に向いている ・テンキーが無いためマウスが近くなり、右手の移動が少ない ・メーカーによって微妙に矢印キーやファンクションキーの配置が異なる |
キースイッチの違い
スイッチの違いは次の通り4種類に分かれています。価格は下に行くほど高くなります。
キースイッチ | 特徴 |
---|---|
メンブレン式 | ・格安キーボードやデスクトップPC付属のキーボードに多い ・キーボードの下全体にラバーシートが敷かれており、キーと接触することで入力を感知する ・耐久性が低い ・打鍵時の静音性が高く、キーストロークも一定程度取れる |
パンタグラフ式 | ・ノートPCのキーボードで採用されている方式 ・電車のパンタグラフのようなバネを搭載したスイッチで、薄型でも一定の打鍵感を得られる ・Appleのキーボードはシザー式新型パンタグラフであり、技術的には同様のもの |
メカニカル式 | ・キーごとに個別スイッチがあり、打鍵の安定性や正確性が高い ・耐久性が高い ・構造上、パンタグラフ式と比べると薄型に出来ない ・打鍵感や押し返し圧の違いでスイッチを選ぶことが出来る(青軸・赤軸・茶軸など) |
静電容量無接点方式 | ・独自のスイッチ技術を使用しており、底まで打たなくても感知する ・金融機関や計算センターなどで採用されている ・耐久性や快適性に優れている ・打鍵音が独特である |
高級キーボードという選択肢
今回のキーボード購入にあたって選択肢となったものを紹介します。
まずはロジクールのキーボードです。
今自宅で使用しているキーボードと同じメーカーで、先日購入したマウスも同社のものです。
パンタグラフ式ですが、押し心地も良いので今回の本命でした。
ただ、色々と調べていくうちに前述の「静電容量無接点方式」が気になったんですよね💧
もともと業務用に使われていた方式であり、金融機関で使用されていると聞くとそこで働く人間としては無視できません(笑)
この方式の元祖は東プレ㈱が手掛けている「リアルフォース」という製品らしいです。
次は、㈱PFUが販売する「HHKB(Happy Hacking Keyboard)」ブランドです。かなりコンパクトでワイヤレス接続とスマートな感じです。
最後は、アキーヨ(AKEEYO)という主にドライブレコーダー関連製品を製造販売している中国メーカのキーボードです。「NiZ」ブランドで展開しており、静電容量無接点方式を採用しています。こちらもコンパクトでワイヤレス接続となっており持ち運びが出来そうです。
東プレ「リアルフォース」を選んだ理由
本命のロジクールにするか、静電容量無接点方式のキーボードにするか色々と悩みました。
ただ、今回は次の理由からリアルフォースを選びました。
- あくまでも職場で使用するため見た目のオシャレは不要
- 有線接続で全く問題ないし、寧ろ長期間使用するのであればバッテリーが無いほうが良い
- 日本語配列、テンキーは外せない
- 静電容量無接点方式を試したいが、いきなり3万円以上する物は躊躇する
こんな感じで選びました。
リアルフォースも高級キーボードであり3万円を超えますが、選択によってかなり安くなります。
リアルフォースの選び方
東プレのHPを見ると「リアルフォース」はかなり種類があってどれを選べばよいか分かりにくいです。
そこで、次のように整理して選択していきました。
リアルフォースの選びかた
- フルサイズかテンキーレスか
- 日本語配列か英語配列か
- 色はアイボリーか黒か
- 通常タイプか静音タイプか
- 荷重(押下の重さ)
- APC(入力感知深さ)機能の有無
大体上記の選択をすると商品が絞られてきます。
私は今回、フルサイズ、日本語配列、黒、通常タイプ、荷重45グラム(標準)、APCなしで選びました。
値段も1万9千円程度で、本命のロジクールよりも4千円程度高くなるだけでした。
開封
使用感について
今回購入したキーボードはWindow用ですので、届いた翌日に職場に持っていきました。
職場で2週間程度使用した感想をまとめてみたいと思います。
打ち心地がスコスコと気持ちが良い
まず感じたことはそれぞれのキーを押したときにスコっと打てるのが気持ち良いということでした。
正直、かなり癖になります。例えるならば今までボールペンで筆記していたのを万年筆に持ち替えた感じです。
或いは、100円のボールペンからジェットストリームのボールペンに替えた感じかな。とにかく気持ちいいんです!
本体が重いのでかなり安定感がある
キーボード自体かなり重量感があり一見するとデメリットにも思えますが、デスクトップで使用する場合は逆にメリットになります。気分が乗ってきて勢いよく連打していても全くズレません。なのでキーボードの位置を決めると安定して入力で出来ます。机のスペースの問題で資料を見るときにキーボードを移動するのは逆となりますが・・・
テンキーは便利だが、やはりマウスが遠くなる
これは最初から分かっていたことなので気になりませんが、右手の移動距離は結構と長くなります。
なので極力ホームポジションから手が離れないようにショートカットを勉強します。
ショートカットをマスター出来たなら、爆速で仕事が出来そうです(笑)
黒色のキーボードはテカリが気になるかも・・・
今回は何となく黒色のキーボードを購入しましたが、使用していると手汗や皮脂でキーの一部がテカるのが分かります。
私はハンカチで拭いたり、こまめに手を洗ったりして対処していますが、気になる方もいるかも知れません。
荷重45グラムは重くもなく丁度よい
キーボードを選択する際に悩むのが荷重だったりします。通常45グラムにするのか、30グラムの軽いやつにするのか悩みましたが、ベーシックな物が良いと思い45グラムにしました。
打ってみた感じとしては全然重くなく自然に入力できます。30グラムは賛否両論の口コミだったので最初の1台としてはどうなんでしょう・・・
連続してタイピングするとキーボードの高さが気になるかも・・・
慣れの問題かもしれませんが、今までのキーボードに比べて高さがあるので手の角度が少し気になります。
これについてもある程度購入前から分かっていたので、リストレストの導入前提で考えています。
まとめ
色々と使用感を書いていきましたが、一言でいうと
「打つのが楽しくなる」
に尽きます。別に高級キーボードだからといってタイピングスピードが向上するわけでも無いのですが、入力作業が苦にならなくなります。
最近は会社に行ってPC作業することが楽しみすらなっています(笑)
私が買ったもので約2万円程度ですが、5年使用するとして年間4千円、1ヶ月333円、1ヶ月が20営業日なら一日あたり17円で楽しめるのならば安いぐらいです。
結局キーボードは現代の筆記具みたいなものですので、書けたら(入力できたら)何でも良いのです。
しかし、仕事として毎日触れるものですので自己投資する意義はあると思います。
今では
「このキーボード無しでは生きていけない身体になってしまいました。」
東プレのキーボード購入を検討されている方や、いま一歩躊躇している方は是非参考にしてみてください。
思いっきり背中を押させて頂きます。
嗚呼、自宅のMac用のキーボードが欲しくなる・・・