こんにちは。
皆さんは通勤や通学でどのような傘を使っていますか?
今回は自分史上一番高額な折り畳み傘を購入しましたので、紹介したいと思います。
梅雨に入り、ふと傘を買い直そうと思い立ちました。
これまで購入した傘はビニール傘や安い折り畳み傘が多く、すぐに壊れたり、置き忘れたりして何度も買い直してきました。
また、長い傘は雨が止んだ瞬間に邪魔な存在となり、電車や飲食店でいつも困っていました。
なので私は折り畳み傘を使用することが多いのですが、これも一長一短で悩ましく思っていました。
軽量さを求めると雨に濡れてしまい、大きいサイズにすると携帯性が悪くなってしまう・・・
そこで、今回は真剣に折り畳み傘について考えて見ました。
傘の歴史について
日本の洋傘の歴史について
まずは、傘の歴史を紐解きたい思います。
日本最古の洋傘の記録
引用元:日本洋傘振興協議会
江戸後期の1804年(文化元年)、長崎に入港した中国からの唐船の舶載品目の中に「黄どんす傘一本」との記述が見られる。これが現在、洋傘として特定できる最古の記録とされるものだ。
もちろん、安土桃山時代に堺の商人が豊臣秀吉に傘を献上した記録など、これ以前にも洋傘が海外から日本に持ち込まれた形跡はある。だが、はっきり洋傘だと断定できるのは、この「黄どんす傘」が初めてのもの。
記録では江戸後期ですが、鎖国の時代でもあり普及に至るまでには相当の年月がかかっている様子です。
洋傘の国産化は1881年(明治14年)東京本所に洋傘製造会社が設立されたのが大きな転換期となっているらしいです。
2023年から数えて、実に142年前なんですね〜
その後1889〜92年(明治22〜25年)頃に純国産化が実現して、庶民にも手の届く安価なものが手に入るようになりました。
肝心の折り畳み傘は、日本では1949年(昭和24年)頃に一部メーカーが開発に着手したとされています。
1951年(昭和26年)に現在の折り畳み傘の原型が完成しました。
2023年から数えて72年前ですね。
案外昔からある技術だったと感心してしまいます。
折り畳み傘の最古は?
それでは世界で見たときに、折り畳み傘はいつ開発されたのでしょうか?
1928年、ドイツのハンス・ハウプトが発案、1932年に特許を取得した。同特許の許諾を得たクニルプス社が製造・販売を行い、現代でも折畳み傘のトップブランドである。日本でも同様製品が製造され、当初は特許使用料の制約もあって高価な傘という位置づけだったが、現在では降水確率の低い日の外出携帯用として広く用いられている。
引用元:Wikipedia
どうやら、世界で最初に折り畳み傘が誕生したのは1928年のドイツ🇩🇪らしいです。
Knirps折り畳み傘に求めるものは?
次に、私が考える折り畳み傘に求められるものを以下にまとめて見ました。
折り畳み傘のニーズ
- 軽量な折り畳み傘
- 防風性能のある折り畳み傘
- 自動開閉機能を備えた折り畳み傘
- 高耐久性の折り畳み傘
- コンパクトな折り畳み傘の収納性
- スタイリッシュなデザインの折り畳み傘
- UVカット機能のある折り畳み傘
- 多機能な折り畳み傘(LEDライト、携帯ケースなど)
- 高品質な生地を使用した折り畳み傘
- 折り畳み傘の耐水性や防水性能
思いつくままにニーズを10点記載しましたが、当然ながら人により優先される項目は異なります。
私の場合は長く大事に使いたいこともあり、上記の2️⃣、3️⃣、5️⃣、🔟が優先事項でした。
これまで購入した折り畳み傘は、大切に使用していても傘の骨組みのところが壊れたりしたのでとにかく長期使用に耐えるものが良いと考えました。
購入した商品
前述の優先事項を考えた結果、私のニーズに合っていると思われるブランドは、クニルプスでした。
理由は次の通りです。
- 世界で最初に折り畳み傘を開発したメーカーであること
- 90年を超える歴史があり、自動開閉機能が付いていること
- 耐風性能試験を行っており、風速41.6m/秒(時速150km)に耐える品質を謳っていること
- 5年保証付であり、長期間の使用が期待できること
- 生産は中国だが、ドイツ会社ならではの技術力が見込めること
色々書いていますが、耐風性能と長期保証が決め手となりました。
正直、傘に対してそこまで真剣に悩まなくても良いとは思いましたが、「良いものを長く使う」という価値観を大事にしたいと考えています。
壊れたら捨てて新しいのものを買いのではなく、出来るだけ修理して使用したい人間なのです💦
購入した商品
そこで、私が実際購入した商品は「T.220 95 years Black」というモデルです。
なぜが限定モデル(笑)
同社のホームページを見ていると、たまたま95周年モデルが販売されていました。値段も同じモデルと変わらないので何となく限定を選びました💦
とはいえ折り畳み傘に8,250円の投資ですから、かなり悩みましたけど・・・
外観や大きさ
まずは、パッケージから。
オシャレな箱に入っています。これまで箱に入った傘なんて買ったことが無いので少し戸惑います・・
開閉について
自動開閉ですので、傘を開くにはベルトを外して軽く振ってからボタンを押します。
傘を閉じるときは、同じようにボタンを押します。
開くときはシャフトが伸びましたが、閉じる時はシャフトはそのままで傘の部分だけが閉じます。
なので、最後は両手で持ちながらシャフトを縮める必要があります。
良かった点
今回、思い切って購入して見ましたが、良かった点は以下の通りです。
- 実際に手にすると頑丈さが感じられる
- 特に、シャフトの強度がありそう
- 自動開閉機能はかなり便利
- 収納する袋も手抜きなく、しっかりとしている
- 限定モデルはシリアルナンバー入りなので他の人と被らなそう
- 5年保証は安心できるし、メーカーの自信が感じられる
残念な点
実際使用して見て、少し残念に思った点は以下の通りです
- やはり軽量を重視していないタイプなので常に鞄に入れるのは負担になりそう
- 個人的にはシャフトがもう少し長くても良いと感じた(耐風性能の関係?)
- 見た目はごく普通の折り畳み傘なので、誰も高い傘だとは思わない
まとめ
と言う訳で、自分史上最も高い折り畳み傘を購入しましたが、個人的には満足しています。
傘なんて使えたら何でも良いと考えていましたが、調べてみると歴史があるものですね。
しっかりとしたものを大事に使い、壊れても出来る限り修理しながら長く使いたいものです。
これからも身の回りの物について、安易に買い揃えるのではなく、自分にとって購入できる範囲で高いだけのブランドとかではなく品質の高い物を吟味して買っていきたいと思います。
歴史のあるメーカーが何故生き残っているのか、消費者から支持されているロングセラーはきっとその理由があるのでしょう。